読心術でリスニング力の無さをカバーする

通訳ガイドの仕事をしていて困るのは、お客さんの英語を聞き取れないことです。

プロなのにこんなことを言ってしまって恥ずかしいのですが、お客さんの英語が聞き取れないことはよくあります。

お客さんは色んな英語を話します。インド英語だったりオーストラリア英語だったりイギリス英語だったり。いつもアメリカ人の英語で勉強してきた人にとってはかなり聞き取りづらい英語を話すお客さんも居ます。

そしてむしろ、早口で話すアメリカ人の英語が相当に難しいです。彼らにとっては普通のスピードなんでしょうけど、非ネイティブにとっては難しいです。でもこちらはプロなので、ゆっくりしゃべってと言いにくいし、何度も聞き返すのも悪いので、困りますね。

そんな時に私がよくやるのが、相手が言ったことを予想し、こちらの言葉で聞き返すというテクニックです。

何かセンテンスで話しかけられた時に、1単語、特徴的な言葉だけ聞き取れるのはよくあることです。例えばホテルにチェックインした時の会話で、breakfastという単語が聞き取れたら、だいたい朝食の場所か時間です。

“Are you asking breakfast time?”

と聞き返して、実は時間ではなく場所が知りたければ、相手がそのように聞き直してくるでしょう。

これは、お金が絡む状況では非常に大事なことです。自分が理解した内容を、それで良いかと聞くのは非常に大事ですね。別にふだん日本語で話していても確認することは大事なので、おかしいことではありません。

たまに、ほぼ聞き取れなかった時に、完全に相手の言ったことを想像して聞き返すことがあります。当たっていればそのまま会話が続行しますし、外れていれば相手が訂正してくれます。英語のリスニングというよりむしろ読心術ですね。

これは、仕事の経験が増えれば相手が聞きたいことも段々と分かってくるので精度が上がります。

参考:外国人のお客さんによく聞かれる質問ベスト3

プロならば英語のリスニング力を上げる必要があるのは言うまでもありませんが、ただ、聞き取れない時は相手が言いたいことを考えて確認を取るというのは大事なことだと思います。リスニングで苦戦している方は、是非このテクニックを試してみてください。

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