通訳案内士資格とは

日本には通訳案内士という資格がありまして、日本では語学に関する唯一の資格です。

TOEICと英検は資格じゃないの?と思うかもしれませんが、あれは検定であって、資格では無いんですね。通訳案内士の外国語の種類は10言語(英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語)あり、それぞれが別々の資格になっています。英語の通訳案内士がフランス語の通訳案内士になろうとしたらフランス語の通訳案内士試験を受けなければなりません。

通訳案内士試験は、合格して県庁に登録すると、身分証が交付され、通訳案内士を名乗ることができます。

以前は、通訳案内士の資格が無いと外国人を案内して報酬を得ることができなかったのですが、2018年の法改正により、資格が無くてもできるようになりました。つまり誰でも、外国人を案内する仕事をしても良いんです。

では通訳案内士の資格って何の意味があるの?ということなんですが、ガイドのランク付のような役割を果たしています。

現在、ガイドの求人を見ると、依然として通訳案内士の資格を持っている人に限るという求人が多いです。資格を持っていれば、それだけ就業するチャンスを得られやすいということですね。

今後もし、無資格のガイドが活躍することがあれば、通訳案内士の資格は本当に無用の長物になりますが、今はまだガイドの質を保証する効果がありますので、持っておいて損は無いと思います。

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