通訳案内士登録のために心療内科に行ってきました

通訳案内士という資格は、試験に合格するだけでは「通訳案内士」を名乗ることができません。都道府県知事に申請し、登録することで初めて我々は「通訳案内士」になります。それまでは「通訳案内士試験合格」としか言えません。

私の勤務先は副業が禁止されているので、現段階で私が通訳案内士として登録するメリットはあまり無いのですが、やはり通訳案内士としての身分証を持ち、それを名乗ることが役に立つこともあるのではないか、と思ったので登録することにしました。

さて、登録の方法なのですが、これが意外と面倒です。用意する書類がたくさんあります。履歴書とか住民票とかです。

その中で、見慣れない書類があります。

精神障害を持っていないことを証明する医師の診断書

というのを用意しなければならないのです。なんだそりゃ?

様式は県庁のHPでダウンロードできるのですが、これはいったいどういう医者に行けば書いてもらえるのかよく分かりません。愛知県庁の担当者に聞いたら

「普通の内科でも書いてもらえますよ」

とのことでした。普通の内科ってそんなこと診断するのか?という疑問がありますが、公務員の人って、書類が整ってさえいれば深く突っ込まないんですよね。とにかく医者が書いて印鑑が押してある書類を提出しろということでしょう。

というわけなので、今日、近所の内科に行ってみました。

ダウンロードしてきた診断書の様式を 見せると

「これはうちでは診断できません。心療内科に行ってください」

と言われました。騙された!というよりは、やっぱりね、という感想を持ちました。精神の障害は内科の先生じゃあ診断できないでしょう。

思ってもみない用件で、私は初めて心療内科に行くことになったのでした。

着くと、患者がめっちゃいっぱい待ってました。お互い顔が見えないように、入り口に対して背を向けてみんなテレビ画面の方向を向いて座っています。そういえば肛門科もこういう感じでした。

保険証を出すと、紙を渡され

「実のなる木をこの紙に書いてください」

と言われました。私は

「実のなる木ですか?」

とそのまま聞き返してしまいました。本当に実のなる木を書かなきゃいけないみたいだったのでしかたなく、ヘタクソな木の絵を紙に書きました。

これは性格診断だったようで、私は「いらいらしている」と診断されました。たかが木の絵なんかで、そんなん言われたくないわ!と思いました。イライラしてるんでしょうかね(笑)

私の番が来て、先生に通訳案内士の登録で診断書が必要だと告げると、少しだけ質問されました。勤続何年目で、人間関係は問題無いかなどと聞かれました。

仕事しながらわざわざ通訳案内士の登録をするぐらいですから、多少は人間関係の問題はあるわけですが、今まで何事もなく勤務してきたので、まぁ正常な範囲だと思って、問題は無いと言っておきました。

先生はすぐに診断書を書いてくれました。これで私は登録のための最も面倒くさい書類を手に入れることができました。

そして診療費が、2,050円かかりました。けっこう高いですね。

難関はクリアしたと思いますが、まだ県庁に行って登録するまで、何が起きるかよく分かりません。続きはまた書きますね。

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